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初めての介護食作りに安心、調理ポイント3つと要注意食材

栄養

高齢化によって、「介護食」をそろそろ作る必要が出てきそうな方や、 自分自身の近い将来に向けて気になる方も少なくないと思います。
介護食とは、「嚥下障害(えんげしょうがい)」の方のために、通常の食事を食べやすくアレンジしたものです。 でもいきなり「介護食」といわれても、嚥下障害の症状の程度には差がありますので、 どのような食事を用意すれば良いのか戸惑う方も多いのではないでしょうか。

前回の「嚥下障害とは?家庭でできる嚥下障害チェック」「高齢者の栄養摂取のポイントと管理栄養士おすすめレシピ3選」に引き続き、 今回は、実際に介護食を作る際のポイントをご紹介します。

目次
疲れない介護食作りのポイント 介護食に向かない要注意食材 寒い時期にもピッタリの介護食レシピ3選

疲れない介護食作りのポイント

介護食だからといって、イチから特別に何かを用意する必要はありません。なるべく家族と同じ内容で、 食べやすくアレンジする方が、作る方も、召し上がる方も、ストレスが少なくなります。

「介護食」というと、全部の料理を細かく刻んだり、 ミキサーにかけなければいけないと誤解されている方も多くいらっしゃると思います。 もちろん、症状によっては必要な場合もありますが、 まずは以下の 3つの調理ポイントを意識すること からはじめましょう。

3つの調理ポイント

  • 舌で押しつぶせる程度の硬さにする
    ご飯はやわらかく炊いた軟飯かおかゆにする・野菜はやわらかくゆでるなど
  • スプーンですくってお皿に落としてもバラバラにならない、まとまりのある状態で食べやすくする
    ハンバーグ・プリン・ネギトロ・アボカド・温泉卵など
  • 口や喉を通りやすいようにつるっとした食感に仕上げる
    片栗粉でトロミをつける・油を上手く使ってしっとり仕上げるなど
じゃがいものプリン

介護食に向かない要注意食材

3つの調理ポイントに加えて、介護食に不向きな要注意食材も覚えておくとよいでしょう。 これからご紹介する食材は、なるべく避けるようにするとよいですね。

  • 喉に残りやすいもの:もち・団子など
  • むせやすい酸味の強いものや刺激の強いもの:レモン・梅干し・香辛料など
  • 繊維が多くて噛みきれないもの:ごぼう・たけのこ・たこ・いかなど

寒い時期にもピッタリの介護食レシピ3選

終わりにおすすめの3品を紹介します。介護食として作る場合は、 それぞれ以下の点に気を付けてくださいね。

いかがでしたか?お伝えしたポイントに気を付けて、まずは肩の力を抜いて介護食作りにチャレンジしてみてくださいね。 ただし、持病をお持ちの方や重度の嚥下障害の方は、定期的にかかりつけのお医者様にお食事の内容を相談するようにしましょう。

今回は、比較的状態の軽い方のための介護食についてご紹介しましたが、 刻み食、ミキサー食などについては、またの機会に詳しくお伝えしたいと思います。

管理栄養士 吉田由子

管理栄養士吉田 由子

大手食品メーカーPR・福祉施設・外食産業・介護老人保健施設・研究機関に勤務。 献立作成・調理・栄養管理・惣菜店の立ち上げ・外食産業向けメニュー開発などに従事。その間、フードコーディネータースクールに通い、スタイリングや料理撮影について学ぶ。

家庭料理研究家のアシスタントを経て2003年よりフリーに。 企業・団体・編集/制作プロダクション・広告代理店・大学体育会寮と契約し、アスリートの栄養管理・レシピ制作・献立作成・料理スタイリング・料理写真撮影・栄養に関するコラム執筆・料理コンテスト審査・外部派遣料理講師などに携わる。

https://d-table.net/profile/(※外部サイトにリンク)

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