子どもからお年寄りまで、家族みんなで楽しもう!年末年始の料理のひと工夫ポイント

家族みんなで楽しみたい年末年始。減塩しながら楽しむおせちや、高齢者がお餅を食べるときの工夫点など、この時期に知っておきたい料理のポイントをご紹介します。
- 目次
- ごちそう続きの年末年始。注意すべき点は? おせちを減塩しながら楽しむには? お餅をのどに詰まらせないようにするには? お酒の飲みすぎないコツとは? 家族みんなで年末年始の料理を楽しもう
ごちそう続きの年末年始。注意すべき点は?
師走になり、年末年始に向けた準備に忙しい方も多いのではないでしょうか。クリスマスから年始にかけてイベントが続くこの時期は、ごちそうを食べる機会も増えますよね。
塩分が気になるおせちや、のどに詰まりやすいお餅。そして、ついつい飲む機会の多くなるお酒。どんなことに注意すればよいか、ポイントをご紹介します。
おせちを減塩しながら楽しむには?
お正月料理に欠かせないのが、おせち。おせちとはもともと、神様に供える料理だったと言われています。
また、保存食としての役割もあったと言われるおせちは、砂糖や塩などをたっぷり使っており、普段の料理と比べると、濃い味付けのものが多いという特徴もあります。
健康のために減塩を意識していると、おせちは塩分が高いからと気になるかもしれませんが、せっかくのお正月なので減塩しながらおせちを楽しみましょう。
例えば、筑前煮などは干し椎茸などを使用してしっかりとだしをとり、フライパンで具材を炒めてからだし汁を入れて落し蓋をして煮ると、いつもの筑前煮よりも塩分を抑えつつおいしい煮物になります。レシピを見ながら自分流にアレンジして作ると良いですよ。
なますなどの甘酸っぱい料理は、箸休めにぴったり。簡単に作ることができるので、手作りするのがおすすめです。
また、伊達巻も卵とはんぺんなどを使用して簡単に作ることができます。お家で作れる料理はお家で作ることで、自分で味付けを調整することができ、減塩につながります。
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干ししいたけ入り筑前煮
干し椎茸を入れることでうま味アップ。調味料の量を調整して、お好みの味付けで作ってみて。
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鮭の筑前煮
れんこんやごぼうをたっぷり入れれば、根菜の奥深い味わいが楽しめて、調味料の量を少なくすることができます。
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干し柿なます
干し柿を入れたなますは、酸味と甘味のバランスがおいしいおせち。煮物などの箸休めにぴったりです。
お餅をのどに詰まらせないようにするには?
年末年始にかけて気をつけたいのが、お餅をのどに詰まらせてしまう事故です。高齢者のお餅が原因の窒息事故件数が増えるのは、12月から1月の時期です。
「私のおじいちゃんやおばあちゃんは大丈夫」と思うかもしれませんが、気をつけるポイントを家族みんなが知っておくと良いでしょう。
高齢者は若い人と比較して、噛む力や飲み込む力が低下していることも。また、口の中が乾燥していることがあります。このような状態で大きなお餅を食べると、のどに詰まることが起きるかもしれません。
お餅をのどに詰まらせないためには、お餅を食べやすい大きさに切ることや、口の中を湿らせておくことが大切です。大きなお餅は、どうしても噛む回数が増えたり、食べにくかったりするので、最初から食べやすい大きさに切っておきましょう。
また、口の中を湿らせるために、「お雑煮なら、最初に汁を飲む」、「汁気が少ないお餅を食べるときは、お茶を用意する」などの一工夫が大切です。
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お雑煮関東風
定番のお雑煮は、餅をあらかじめ食べやすい大きさに切っておきましょう。また、鶏肉などの具材も切っておくことで、食べやすくなります。
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ぜんざい
小豆を煮て、焼いたお餅をぜんざいに乗せたらできあがり。お餅はあらかじめ切ってから焼くと良いでしょう。
お酒の飲みすぎないコツとは?

年末年始はお酒を飲む量が増えることも。お酒を飲むとついつい食べすぎてしまったり、二日酔いなどで体調を崩してしまうことも。
予防するコツは、お水を適宜飲んで休憩しながら、お酒を飲むことです。もし、二日酔いになってしまったときは、水分補給をしっかりしながら体を休めましょう。
家族みんなで年末年始の料理を楽しもう
おせちの減塩方法や、高齢者の方がお餅をのどに詰まらせないようにするときの気をつけるポイントについてご紹介しました。家族で楽しく過ごしたい年末年始。何かを我慢するのではなく、少しの工夫で楽しく過ごせると良いですね。ぜひ、参考にしてください。
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