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食べる乾燥対策とは?高齢になると乾燥に特に注意!

食べる乾燥対策とは?高齢になると乾燥に特に注意!

乾燥する季節となり、乾燥肌に悩んでいませんか?乾燥肌は高齢者ほど起こる可能性があり、また、褥瘡の原因の1つにもあげられます。体の外側からのケアだけでなく、食事を見直して体の内側からのケアも行い、乾燥に負けない体を作りましょう。

目次
乾燥すると手荒れするのはなぜ? 乾燥肌は褥瘡(じょくそう)の原因の1つにも 乾燥が気になるこの時期に摂りたい栄養素 保湿だけでなく食事も気をつけよう

乾燥すると手荒れするのはなぜ?

乾燥する季節となり、手が乾燥して荒れてしまったというお悩みはありませんか。乾燥肌になる原因は、手から水分が蒸発してしまうためです。特に、乾燥肌は高齢者ほどなりやすいと言われています。肌の水分は、細胞間脂質などによって保たれていますが、高齢になるとこれらの分泌が低下し、肌が乾燥しやすくなるためです。
(※参考:『加齢による肌のかさつき「老人性乾皮症」』 一般社団法人 千葉市医師会 https://www.chiba-city-med.or.jp/column/087.html )

乾燥肌は褥瘡(じょくそう)の原因の1つにも

活動量が低下し、長時間同じ姿勢でいることで褥瘡(床ずれ)になってしまうことがあります。褥瘡とは、体重の圧力が一部分にかかり、血流が悪くなることで、そこが赤くなったり傷ができてしまうことです。褥瘡はさまざまな原因が重なることで起こりますが、その1つに乾燥肌があります。乾燥して肌が弱くなっていると、ダメージを受けやすくなります。「たかが乾燥肌」と思わずに、保湿剤などを使って肌のケアをしていくことが大切です。
(※参考:『褥瘡について』 一般社団法人日本褥瘡学会 http://www.jspu.org/jpn/patient/about.html
『褥瘡(床ずれ)はどうしてできるの?』 マルホ株式会社 https://www.maruho.co.jp/kanja/jokusoujiten_ff/jokuso/page2.html )

乾燥が気になるこの時期に摂りたい栄養素

保湿だけではなく、食べて乾燥対策もできますよ。乾燥が気になるこの時期に摂りたい栄養素や、食材をご紹介します。これらの栄養素が不足しないように、日々の食事をバランスよくとりましょう。

●たんぱく質

肌や粘膜をつくるのに必要で、肉、魚、大豆製品、卵などに豊富に含まれています。手荒れなどが起きているときは、肌を作る材料のたんぱく質をしっかり摂取することが大切です。健康な成人女性のたんぱく質の推定平均必要量は1日40g(※1)です。

●ビタミンB6

たんぱく質の代謝を助ける栄養素です。まぐろ、かつお、鶏肉、バナナなどに多く含まれています。

●ビタミンC

コラーゲンの生成に関わる、鉄の吸収を助ける栄養素で、野菜、いも類、果物などに含まれています。

●鉄

赤血球をつくるのに欠かせない栄養素で、不足すると貧血になることがあります。豚や牛のヒレ肉やもも肉、レバー、貝類、ほうれん草や小松菜などに多く含まれています。

(※1:「日本人の食事摂取基準2020年版」(厚生労働省) https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf )


保湿だけでなく食事も気をつけよう

手荒れを予防するには、保湿だけでなく、日々の食事を気をつけて乾燥に負けない体を作ることも大切です。日々の食事を見直して、できることから取り入れてみてください。

※当コラムは、ご利用者の健康状態や医療の必要性に言及したものではありません。また、当社は、情報自身について、その内容の真偽、適格性、正確性について保証や責任を負うものではありません。

若子みな美

管理栄養士若子みな美

減塩料理家

病院や学校で管理栄養士として従事する中で、減塩の重要性を感じ、幅広い方に向けた減塩をすすめるために独立。 『食をより簡単に、そして世界を健康に』をモットーとし、減塩レシピ開発やコラム執筆・監修、セミナー運営等、幅広く活動中。また、大学院にて公衆衛生を専攻し、減塩社会の実現に向けて研究をしている。
HP:https://orangekitchen.info

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